有言実行

日本人の美徳として、昔は不言実行ということが男としてはいいことなんだと聞かされてきた。
あれこれ言うより、黙ってやることをしっかりやれということである。
ところが近年になると不言実行より有言実行の方がはっきりしていてわかりやすいということになっている。
確かに不言実行というのは言葉先行ではなく控えめでいいともいえるが、結果がどう出るかによっては考え方がどこにあったのかが分からないために評価の仕方がない。
そうかといってあまりにも有言すぎると、果たしてどこを信じて何をどう期待すればいいのかが微妙にもなる。
勢いよく大声で旗を振ることは一見勢いがあっていいようだが、その勢いを最後までどのように維持できるか、そしていかなる成果を上げることが出来るのかが非常に大切になる。
もしも途中で勢いがしぼんでしまうと一気に評価が変わってしまうことにもなる。
俗に策に溺れすぎるとこういうことにもなる。
周りの人に多くを期待させていながら結果としては成果が何もない。
有言だろうが不言だろうが最も大事なのはやるべき人がやるべきことを確実に成果を上げてやり抜くことだ。
有言不言は一つの状況であって結果とはあまり関係ない。
それらはその人のある種の個性であって、勢いをつけるための掛け声のようなものだろう。
それでも周りの人たちにとって心地よいのは間違いなく有言実行であろう。
考えていることも実際にやることも、そしてその結果もすべてがオープンになるわけだから見ていても聞いていても心地よい。
ところが最近は有言でも不言でもどちらであっても、どうにもその成果がはっきり見えないということが多いのではないか。
小気味よい切れ味の有言実行派のリーダーが今こそ必要なときではないかと思う。
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