チェック

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インブルーデニムスーツがスタートして以来デニムのレベルは大きく進歩してきた。
それまでのデニムは当然だがジーンズ用として生産されてきた。
本来デニムは量産低コストを前提として仕組みが作られてきたために、どうしても細かいところまで注意を向けられなかった。
製織上はある程度のクオリティーであればよかった。
それに現在のように製品は縫製後様々なヴィンテージ加工を施すようになるといくらかのキズもそれなりにカバーできる。
ところがデニムスーツということになると素材はデニムだが製品はあくまでスーツである。
インブルーが現在に至るまで様々な経験を経て、高品質の製品でお客の信頼にこ応えるられるようになるには小さなことでもしっかりチェックすることが欠かせなかった。
小さなキズであっても、もしそれがスーツの襟にあれば決して納得できるいいスーツとは言えない。
従来の感覚のデニムではインブルースーツには合わない。
キズの発生しやすい条件下で生産するデニム、それだから価格の関係もありそのキズを手間をかけて修整していくだけの時間と経費をかけにくい。
それは作業服であるジーンズ用であることから一般的にはそれほど気にすることではなく実際にそれでよかった。
ただ、インブルースーツの目指すデニムはどうしてもキズは避けなければならない。
現在のインブルーの品質に見合うデニムがどうにか生産可能になった背景には、機屋へ私たちの思いを真剣に伝えることで理解して協力していただけるようになったことがある。
それでもいくらかのキズは発生する。
この写真の私の仕事は、お客の注文に対して必要メーターのデニムを一着分ずつカットして工場に届けるためにデニムのチェックとその修整作業をしているところだ。
一着分の中に全くキズのないときは本当にうれしくなるが、もしキズが現れるとそれだけ必要量が増えていくだけでなく残念ながら心が沈む。
それでも一生懸命に努力して生産してくれた機屋のことを思うと何とかして修整しようと思う。
デニムの製織もスーツの縫製もそれぞれに神経を使って協力していただいている工場がある限り私たちは自信をもってお客に最高のスーツを届けることができる。
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